こんにちは、トパーズです。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
「明太子」が大好きな県・福岡に越してきて遭遇した
「たらこスパ」の不思議な?エピソードをお話しします。
パスタ専門店で「たらこスパ」を注文しようとして
一抹の不安を覚えた私は、若い女性店員に尋ねました。
私 「この『たらこ』は、
『たらこ』ですか? 『明太子』ですか?」
店員 キョトン???
「ちょっとお待ちください。」 店の奥へ。
しばらくして、
店員 「こちらの『たらこ』は、『明太子』です。
『たらこ』ではありません。」
私はその「たらこスパ」を注文するのはやめて、
別のスパを注文しました。
この一連のやりとりをどう思われますか?
「キョトン???」ですか?
「なるほど」ですか?
この一連のやりとりを職場の女性(福岡育ち)に話すと
「え、意味がわからないんですけど。
その店員さんと同じく
「キョトン???」なんですけど。」と言う。
私が店員に尋ねたのには理由があります。
福岡に来て、あるお店でオムライスを食べたとき。
チキンライスのようなそのオムライスの中身は
「たらこライス」とありました。
ところが、食べるとすごく辛い!
それは「明太子ライス」だったのです。
私は唐辛子の風味や辛さが苦手なので
その「明太子ライス」を使ったオムライスは辛くて
食べるのにとても苦労しました。
「たらこライス」ってなってるけど
「明太子ライス」だったりするんだな。
その経験があって、
「たらこ」というワードに神経質になってしまっていたのです。
福岡県民に愛されている「明太子」は
「たらこ」を唐辛子の調味液に漬けた「辛子明太子」です。
しかし職場の女性の話では、
「たらこ」=「明太子」という認識らしく、
「辛くないたらこ」(明太子になる前の本来のたらこ)
があるとは思ってなかったようです。
「たらこ」を唐辛子調味液に漬けこんだのが「明太子」で、
両者は別物なのだ、と私が話すと、
彼女は「知らなかった」とのことでした。
数年経って、そういう一連の話を
自治会の役員の集まり(4人)で話したところ、
二人の福岡出身者は、「キョトン???」とした反応でした。
最初のパスタ店店員と同じく、
職場の同僚と同じく、
「どういうこと? 何が問題?」と、
私の話の意味がわからないようでした。
やはり、「たらこ」=「明太子」という認識で、
「たらこ」と「明太子」は違うということは
「知らなかった」と言いました。
神戸出身の人は私の話をわかってくれて、
ほっと胸をなでおろしました。
どうやら福岡では
「たらこ」=「明太子」で、
言い換えれば、「明太子しかない」という認識のようです。
だから「たらこ」でも「明太子」でも
さして問題にならないのでしょう。
「たらこ」なのか「明太子」なのか
はっきりと区別したい私には
とても重要な問題なのです。
外食時に、
メニューに「たらこ」と「明太子」が両方ある場合はいいですが
「たらこ」しかない場合は確認するようにしています。
そしてその場合、往々にして「明太子」だったりします。
先日初めて食べて感動した冷凍食品等のように、
商品名に「たらこ」と記されていて不安なときは、
原材料の欄に「唐辛子」とあれば、
「辛い」=「明太子」である可能性が高いと思います。
「明太子」人気が高い福岡なので
スーパーで「たらこ」が売られていないことは
ちょっと残念なことです。
もちろん探せばあるのでしょうが。
福岡の生活にかなり馴染んできたつもりですが、
「明太子」や「キムチ」等
辛いものはまだまだ苦手です。