また君に会いたいとか

日々の備忘録

【歌から学んだ】:『FEN』「恋のテクニック」(稲垣潤一)

 

こんにちは、トパーズです。

 

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

 

歌を聴いていて、?!となったことはありませんか?

知らない言葉だったり、

胸を打つ言い回しだったり。

自分の中に妙に残ってしまうことってありませんか?

 

 

 

ご紹介するのは、

「恋のテクニック」(稲垣潤一 1983年)

 作詞:秋元康

 作曲:安部恭弘

 

 

稲垣潤一の2枚目のアルバム「Shylights」に収録されています。

稲垣潤一を聴き始めたアルバムです。

「ドラマティック・レイン」や「ロング・バージョン」といった

当時話題になった歌をはじめ

都会的でおしゃれな歌が満載のアルバムです。

 

 

この「恋のテクニック」という歌に登場する

FEN(フェン)』という言葉が

背伸びしはじめた多感な乙女の

敏感なアンテナに引っかからないはずがありません。

 

 

歌詞を少し抜粋します。

 

 

(以下、作詞:秋元康 作曲:安部恭弘

夕暮れ近づく前のハイウェイ

口笛吹いて踏み込むアクセル

窓を開けたまま風を集めてしまえば

飛べそうさ長い滑走路

 

 

当時は車の運転などできなかったし、

ハイウェイを飛ばす車に乗ったこともなく

自分にはまったく現実味のない描写なのだけど

目を閉じていても、情景が浮かぶ歌詞です。

きっと都会や大人の世界に憧れがあったんでしょうね。

 

そう、この歌、イントロもかっこいいんです。

 

車のライトつながるハイウェイ

都会も夜もいらないフィール・グッド

FENを聞きながら二人追いかけ走る

待っててくれ恋のその先は

 

 

疾走感のある曲で、

密かに憧れる女性に自分の友人?か同僚?を

迂闊にも紹介してしまったことに

後悔と焦りを感じて、

二人の関係の進展を危惧しながら

何とか阻止すべく

逸る心のままハイウェイをブッ飛ばしていきます。

 

FEN」て何よ?

と、私の周りでも話題になりました。

 

在日米軍向けのラジオ放送のことで、

FMかNHKの基礎英語か

深夜はヤンタンヤンリクオールナイトニッポンくらいしか

聴いたことがなかった私たちには、

まったく縁のない放送でした。

 

それでも、そんな「カッコイイ」放送を聴いてる人もいるんだ、

と憧れたものです。

 

基地が遠かったからか、なかなか受信できず

結局「FEN」を聞くことはできませんでしたが。

 

 

FEN」だけでなく、

「夕暮れ」「ハイウェイ」など

歌詞のあらゆる部分がいちいちおしゃれなのは

この時代の特徴でしょうか?

(自分が生きてきた時代しか知らないけど)

 

作詞は秋元康で、

私は稲垣潤一の歌で彼の存在を知りました。

大人っぽくて都会的で

流行の先端をいってるイメージでした。

今でもご活躍ですね。

 

歌詞に「ジグザグ車抜いてくテクニック」というくだりがあります。

ライバルを追い抜いていこうというのは

草食系男子に慣れてる今では特異に思えるかも。

スマートに車線変更しながら飛ばしていくのが

かっこよくて素敵に思えた時代ですね。