こんにちは、トパーズです。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
「恋の十字路」 歌:欧陽菲菲(1973年)
作詞:橋本淳 作曲:筒美京平
子供心に強烈に印象に残っている歌です。
弱い私は待つだけなのね
まっすぐ行こうか 曲がろうか
(作詞:橋本淳 作曲:筒美京平)
ぶらぶら散歩してるとき、
「まっすぐ行こうか 曲がろうか」と
無意識に頭の中で歌っている。
人生の岐路では
真剣に悩んでしまうでしょうね。
自分の人生、
「 Live your story」 (「 If we hold on together」 より)、
そう、
「 Live my story」 です!
欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)は
台湾出身の歌手で、
当時既に「雨の御堂筋」、「雨のエアポート」といった
ヒット曲で有名でした。
(雨の~、恋の~、涙の~、という題名が
やたらと多かった時代)
後に「ラヴ・イズ・オーヴァー」の大ヒットもあり、
ご存知の方も多いと思います。
落ち着いた伸びのある歌声と
何といっても、低音の迫力が魅力です。
たどたどしそうな日本語の発音も
印象的でした。
そして、この歌のとても好きなところは、
スローロックのメロディーです。
スローロックは、8ビートやスウィングといった
リズムの一種で、
ゆっくりテンポのロックではありません。
1拍の中に3連符があるリズムで、
タタタ、タタタ、タタタ、タタタと
刻んでいきます。
ベースラインで様々な表情を付けられるのが
魅力で、大好きなところです。
ボーン、ボーン、ボーン、ボンボンボン とか
ボーンボ、ボーン、ボーンボ、ボーン とか。
カタカナで書くと、ちょっと変だ。
スローロックの歌で他に有名な歌は、
「Can't Help Falling in Love」
(邦題:好きにならずにいられない)
「アンチェインド・メロディー」
(映画『ゴースト/ニューヨークの幻』主題歌)
歌:ライチャス・ブラザーズ
邦楽では、
「SWEET MEMORIES」 歌:松田聖子
「スローバラード」 歌:RCサクセション
など、書ききれないくらいあります。
あ、スピッツの歌にもあります、
スローロックのリズムの歌。
「俺の赤い星」 歌:スピッツ
これは、リーダーの作曲です。
情熱的でロックテイストの強い曲。
素敵ですね、リーダーのセンス。
スローロックの歌は
切なく、胸に沁みる歌が多いですよね。
それに、何となく都会的な雰囲気もあると
思いませんか。
私はたぶん、子供の頃から
スローロックのリズムが好きだったのだと思います。
この「恋の十字路」は、
まさに昭和の歌謡曲なのだけど、
演歌のようでもあり
ゴスペルのようでもあり
華も厚みもある不思議な魅力があります。
ソウルフルなスローロックバラードで
今でも大好きです。
作曲の筒美京平さんの素晴らしさを
あらためて感じます。
そして、パワフルな声量のフィーフィーさんだからこそ
歌いこなせる歌だと思います。