また君に会いたいとか

日々の備忘録

【今日の曲】「Sayonara(さよなら)」(Herve Vilard エルヴェ・ヴィラール)【追記・修正】

 

 

こんにちは、トパーズです。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。

 

 

 

当初「ラストのサビの転調はない」という意味で

ポール・モーリアは転調なし』と書きましたが、

はじめから転調のある曲なので

誤解があるといけないと思い、

追記・修正しました。

その部分は赤色で表示しています。

失礼しました。

 

 

 

 

「Sayonara(さよなら)」(歌:Herve Vilard)(1969年)

作詞:Jean-Michel Rivat & Franck Thomas

作曲:Jacques Revaux

 

 

 

 

 

中1の運動会で、女子のダンス種目の曲でした。

 

その時はインストルメンタル

たぶんポール・モーリアでした。

 

初めて聴いたときから、その美しいメロディの虜に。

 

その曲が聴けるので、毎回の練習が楽しみでしたが

憧れていた部活の先輩の前で踊るかと思うと

恥ずかしくて、踊りたくないと思いながら

練習していたのも確かです。

複雑な思春期の心。

 

今なら断言できる!

中3男子は1年女子のダンスなんて見てない!

 

 

 

その後この曲は私の中で何年にもわたり

脳内再生され続け、

そして今から20年くらい前、

図書館でたまたま

シャンソンの楽譜にこの曲を見つけました。

 

 

コード付きで親切

 

 

歌詞があったことに驚き。

 

すぐにネットで検索するもヒットせず。

 

YouTubeが始まった頃検索してみると

本人歌唱のレコード音源が出てきました。

 

 

歌っているのはフランスの歌手Herve Vilard。

甘いマスクの青年です。

今は甘いマスクのおじさまになられているようです。

アップテンポで明るく歌っていて

「さよなら」なのに

しんみりした感じはありません。

 

元々短調の曲ですが、

サビは長調に転調するので

それで悲しい感じが薄れて

明るい雰囲気になるのかもしれません。

 

ラストのサビで更に転調するところが

好きです。

ポール・モーリア版は、

ラストのサビの転調はありません。

 

現在はMVもアップされていて

つっこみどころ満載ですが、

当時の日本のイメージで

綺麗に表現されています。

 

フランス語の歌詞は、

文字通り別れの歌ですが、

ちょっと意味不明なところもあり

当時のフランスから見た日本て、

まだまだ未知だったんだと

少し意外でした。

 

サビの部分では「sayonara(さよなら)」と

日本語で歌っています。

 

日本にシャンソンやフレンチポップが

たくさん流入していた頃だったんでしょうか。

 

 

 

この歌の魅力は美しいメロディだけでなく

その訳詩だと思っています(個人的感想)。

訳詩がとても素晴らしい!

 

 

 

作詞:Jean-Michel Rivat & Franck Thomas 

作曲:Jacques Revaux

訳詞:山上路夫

 

今は涙止まらなくて

頬をつたい 流れて落ちてく

誰もみんな生きる道で

幾たびか別れにあうの

 

さよなら あなたに今告げる

さよなら 愛の思い込めて

 

愛し合った二人だから

こんな時はどう言えばいいの

違う道を歩く人の

明日の日を祈って言おう

 

さよなら あなたを忘れない

さよなら あなたをいつまでも

 

さよなら 素晴らしい愛の日

さよなら 再び会う日まで

 

 

なんと前向きで思いやりのある詞でしょう!

 

哀しい気持ちが溢れていますが

じめじめした感じはなく、

実に清々しいです。

 

 

 

日本語詞では、岸洋子さんをはじめ

いろんなシャンソン歌手が歌っています。

珍しいことろでは

堺正章さん、天地真理さんも歌っていました。