こんにちは、トパーズです。
連日の雨。
線状降水帯やらゲリラ豪雨やらで、
だんだん雨が嫌われがちになってきてますね。
もともと風情がある季節なのに。
雨を舞台とした歌の中に風情を感じたいと思います。
ご紹介するのは、
「雨に消えたほほえみ」(かぐや姫 1974年)
作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
「かぐや姫」のアルバム「三階建の詩」に収録されています。
好きな歌がたくさん収録された中の、
今の季節にぴったりの歌です。
この歌で知り、私の世界が広がった花(大げさ)、
『 ポピー』
歌詞を少しご紹介します。
不思議な女(ひと)だった
長い髪をしていた
あの日の夕暮れは 雨が降っていたよ
あなたは黙ってた ポピーの花びらが
あなたの足元に 静かに舞い落ちた
「ポピー」という可愛い響き。
まだ子供だった私には
淡々と続く静かな歌詞の中で
聞き慣れない「ポピー」という言葉が
妙に頭に残りました。
知らない花に憧れもありました。
悲しい女(ひと)だった
ほほえみが淋しくて
あの日の夕暮れの 雨に消えていった
あなたの忘れ物 1冊の詩集と
僕の心の中に ささやいたサヨナラ
あの日からあなたは 帰ってはこない
そんな思い出を 僕は
今日の雨に見つけたよ
「何も言わずに出ていったんだな」
子供だった頃は、
「なんてひどい・・・」と
思ったものでしたが。
「1冊の詩集」は、
忘れ物ではなく、
置いていったんでしょうね。
理由もわからず、
喧嘩したわけでもなく、
突然目の前からいなくなるのは
残された者には辛いですね。
ずい分後になって、
「ポピー」は、別名「ひなげし」「虞美人草」と知り、
あの歌じゃないか!(「ひなげしの花」アグネス・チャン)
と、驚いたものです。
「コクリコ」もフランス語で「ひなげし」のことだそうです。
「こきりこ」っていう歌もありましたね(関係ないけど)。
「リラ」がフランス語で「ライラック」のことだったりと、
フランス語名って、不思議な魅力がありますね(関係ないけど)。
「雨に消えたほほえみ」でポピーの花を知るより前に
アグネス・チャンのまねをしながら
友人たちと「ひなげしの花」を歌っていました!
それがどんな花なのか知らないって、結構ありますね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。