また君に会いたいとか

日々の備忘録

【勝手に解釈】:「海とピンク」(スピッツ)

 

「海とピンク」(作詞・作曲:草野正宗)は、

スピッツのデビューアルバム『スピッツ』(1991年)の

2曲目に収録されています。

 

☆もう一歩距離を縮めたいと思ってたのに叶わず、もどかしいけど強がってる僕。

 

※あくまで私なりの解釈で、

 これを強要するとか、他の解釈を否定する意図はありません。

 【勝手に解釈】は、私の妄想のページと思ってください。

 

 

歌詞を少しずつ見ていきます。

 

ほらピンクのまんまる 空いっぱい広がる

キラキラが隠されてた

ピンクのまんまるは、一緒に海に来ている女性

屈託のない笑顔が青空に浮かぶ太陽のように、僕にとって眩しい存在

友達から一歩踏み込んだ間柄になれる、なりたいと期待している

キラキラは、夢・願望・幸せといったところでしょうか

そんなハッピーな結末が待ってる、そう、うまくいくと思ってたんです

 

繰り返し遊んだら すぐそばで笑ってた

毒入りのケーキのカケラ

キラキラわくわくな歌詞から急に、

毒入りという不穏な言葉が出てきます

他愛無い会話にも笑ってくれてたけど

自分が痛い思いをしてしまう相手だった

要は、彼女にはそこまでの気がなかった

 

しんしんと花びらも 指先で冷たくふるえてる

小さな玉砂利が 足の裏くすぐる海岸で

それまでのわくわくした空気から暗転

彼女の口数が重く少なくなり、繋いだ手がちょっとこわばっている

わくわくしてた時はどうってことなかった玉砂利が

絶望的な展開に、裸足の足にやけにくすぐったく感じる

 

ちょっと君を見て 海を見て

あくびして

君の気持ちも僕に向いてると思ってただけにショックで

君を直視できず、目をそらした

海が眩しくて、悲しくて、でも悟られないようにあくびしてごまかして・・

 

 

プラスチックでがっかり 言葉だけ無邪気になる

ほらまただまされてた

プラスチックは、キラキラに対する言葉だと思います

プラスチックには、「輝きがない」「ニセモノ」というイメージがあります

溢れる笑顔、愛情(キラキラ)はニセモノ・幻(プラスチック)だったのかと落胆

ショックだったのに、どうってことないよ的に会話を続ける・・

彼女との関係を壊したくないから見栄はって強がってる

この女性にはこれまでにもさんざん振り回されてきたのかな?

思わせぶりなのでしょうが、とても魅力的な人なのでしょう

 

 

いらないものばっかり 大事なものばっかり

持ち上げてキョロキョロして

自分の夢は叶えられなかった

恥ずかしくて情けなくて、なかったことにしたいくらい

でも彼女は僕にとって大事な存在、失いたくない宝物

どうすれば彼女の気を引くことができるのか

途方に暮れるばかり

 

とんがったゴミの中 かたくなる身体をよせ合って

がんばって嘘つきで それでいてまじめな告白に

ちょっと君を見て 海を見て

あくびして

とんがったゴミは、当初テトラポットかと思いましたが

「チクチク痛いみじめで苦い気持ち」といったものでしょうか

お互いちょっと気まずかったのでしょう

僕は何とか平気なふりをしておちゃらけていたけど、

君の気持ちは嘘じゃなさそうだから、その現実に涙が出そうだった

けど、あくびでごまかした

 

 

 

【歌の感想】

強がってる感じが逆にかわいくて、

思わず「許す!」と言ってしまいそう(←?)

手を伸ばしてもスルッと離れてなかなか掴めない

でも僕の心はきつく掴まれたまま

一筋縄ではいかなそうな女性に

恋焦がれて叶わず・・・

 

そんなもどかしさや苛立ちをストレートに表現しないで、

まわりくどく意味深に、

しかも渇いた軽快な曲調で歌っている

このアルバムの中でも好きな曲です。

 

ピンク:海や空・彼女のクールな気持ち・僕の落胆と、

ピンク:彼女の輝く笑顔・彼女への憧れ・幸せの予感など、が

対になってるような歌だと思います。

この歌が収録されているアルバム『スピッツ』の

ジャケットそのままのイメージだと思います。